11月12日 (土)  

 阪神大震災以降、瓦は、屋根にとって重くて敬遠される傾向にあります。昔ながらの下地に泥を置く施工方法は、瓦屋根職人さんの話だと、ほとんどなくなったと、聞きます。日本古来の施工方法が、なくなってしまうことは、残念に思います。私どもは、桟を打ち瓦を、ひっかけながら、スクリュウ釘で止め、なおかつ、下地に泥を置く施工を、お願いして、やってもらってます。泥は、瓦になじみます。断熱効果もあります。釘で止めることにより、台風や、地震にも飛ばされたり、ずれたりしません。ただ、頭が、重くなるのは、いいことでは、ありません。防水性や住み心地を思えば、瓦以上のものは、日本じゃありえません。
瓦職人の伝統技術が、なくなってしまうのも寂しい気持ちになります。 日本古来の木造建築より、ツーバイフォーが、すぐれていると、言われるとむしょうに、腹が立ちます。   博康