1月4日 (水)  小林幸子

 今朝、早起きして、テレビをつけたら、歌手の小林幸子さんが、トーク番組のゲストでした。現在51歳でもやっぱり、パワフルな人でした。10歳で、天才少女といわれるほど、歌がうまく、所属のコロンビアレコードは、彼女を、第二の美空ひばりとしてうりだしました。15歳くらいまでは、なんとか忙しく仕事もあったそうです。・・そのことで、本家の美空ひばりさんのお母さんが、「第二のひばりでいいなら、第一のひばりは、いらないね・・」の一言で、コロンビアの関係者は、ビビッてしまい、その後、小林幸子の仕事のスケジュールは、真っ白になったそうです。
 その後、実家の肉屋も潰れ、一家が、彼女の背中におぶさってしまい、彼女は、どんな辛い仕事もしたそうです。
 30歳で、「思い出酒」のヒットで彼女は、スターになったのですが、最初地方の有線のリクエストが、一位になって、キャンペーンに行くことになった時、 彼女は、行こうとしなかったそうです。自分が、歌いだすと、お客が、いなくなって、歌詞カードが、床に落ちているのを、味わいたくなかったから・・だと言ってました。・・売れた経験が、なかったから・・
 紅白の看板歌手になっても、彼女は、とても謙虚です。
故郷に新潟が、一昨年の中越地震で痛手をうけました。
 そのことを、歌で、恩返しをしたいと、言ってました。
「心を込めて、歌を唄うけど、・・入れすぎたらいけない。聞いてくれる人の分を共有するために、残しておく」・・重く深い意味のある言葉、だと思いました。博康