11月25日 (土)  プレカット

今日は、工場で、一日中造作物を作っていました。図面を見ながら、使用する材料の木だしをして、規定の寸法に削ったり、割ったりして、仕上げまでをします。地道な作業ですが、その材木の特徴を探りながら、一番いいところを、見せられるように配置します。適材適所ということです。最近は、材木屋から、あてがわれたものを、取り付けるだけの仕事をしている人が、多いと聞きます。自前の工場で、加工することは、手間もかかるし、ゴミも出る・・めんどうな作業を嫌う傾向でしょうね・・。でも、それじゃ、本当の仕事では、ないように思います。私は、時代遅れなのでしょうか・?
午後から、一宮市祐久の二世帯住宅のリフォームの打ち合わせに出かれました。プレカットが、できるかどうか判断してもらうために、担当者を呼んでありました。この物件は、簡単な増築ではありません。屋根も一階も二階も半分くらいは、めくってしまいます。取り付けの部分は、当然手作業になります。既存のはりの上に柱を立てなければ、収まりません。「電気工事」「水道工事」も建て方の時に同時進行しなければ、収まりません。設計士さんの意向もあるので、一概に言えないけど、なんとかプレカットは、可能だということでした。・・プレカットが、可能なら少しは、コストダウンになると思います。でも、お客様は、大変な工事だとあまり感じてらっしゃらないかもしれません・・。頭の中で、いろんなことが、渦巻いています。見積もりも難しい仕事なんです。もし、建て方のとき、天候が悪ければ、一階は、水浸しになってしまいます。危険負担も見積もりの中に入れておかないととんでもないことになってしまいそうです。・・いろんなことを経験してきましたが、今回の物件は、
いままでで、一番難しい増築工事になるかもしれません。・・博康