12月11日 (月)  几帳面

稲沢の現場の足場を、取り払いました。建物は、不思議と大きく見え出します。外壁のブラウンとバックの青空が、よくマッチしています。できた〜と思う瞬間が、ここにあります。足場のかたずけをしながら、回りの清掃をしました。これから、排水給水工事が、始まります。エコキュートの設置工事も始まります。現場は、第3ラウンド開始という感じです。内装工事も座敷周りの回り渕を取り付け、天井の準備をしました。・・今回床の間の回り渕には、「銀杏面」を施工してあります。多くの大工の棟梁達は、ここの部分に、「几帳面」を施すことが、多いようです。「几帳面」は、二重になっているへこんだ、面のとり方です。「銀杏面」は、反対に前に飛び出た面のとり方です。どちらが、いいのかは、わかりません。「几帳面」という言葉は、大工用語なんです。ものごとを、きちんと細かくする性格のことを指すようです。「几帳面」も細かいこだわりのの仕事です。・・昔むかしから、伝わっていることを、伝承しながら、自分なりのアレンジをしていくことも大切なことであると思うのですが・・・博康