6月3日 (土)  外装

外壁に、檜を張ったお宅の塗装工事をしています。無垢の木ですから、張り上げた時が、最高で、後は、だんだんと紫外線で、黒く汚れてしまいます。なにもしなければ、一年もたてば、真っ黒になってしまいます。塗装材料でも、なかなかしつくりとしたものが、ありません。Yという塗料は、光沢があって、檜の自然の色に近くて、良いとおもっていました。塗って、一ヵ月後くらいには、夕日にあたると黄金色に輝いていました。しかし、耐久性が、あまりにもなく、数ヵ月後には、塗装が、まだらになってしまいました。メーカーに、クレームをつけると、直接風雨に当たるところには、使用しないほうがいい・・内外使用可と説明書には、書いてあり、到底、納得できる返事では、ありませんでした。だったら、何が、一番いいのか・・薦められたSという材料は、耐久性や、防カビ剤も入っています。しかし、光沢が、ありません。Kという色をつけてしまう材料は、簡単だけど、檜の特性を壊してしまいます。結局、Yの材料を重ね塗りするしかないと思いました。偶然、植木屋さんと、話す機会があって、相談したところ、植木の消毒に使う添着剤を塗料に、混ぜて使用したらどうかと、言われました。消毒のとき、雨などで、簡単に薬が、葉っぱから、はがれないようにするための、接着剤ですから、木にとっても自然です。
早速、試したところ、いい感じで、使用できています。多少、刷毛が、重くなりますが、檜の板には、とてもいいみたいです。一年、二年もってほしいです。外壁に、無垢の板を張ることは、最高の贅沢かもしれません。綺麗なままで、保全しようとするには、手間も、費用もかかります。・・まだまだ、改善の必要は、残っています。塗装のメーカーも、もっと研究してほしいし、もっと、いい材料がないか、調べてみようと思います。博康