6月14日 (土)  畳工事

 笠松町に納入する畳を作るために、寸法を取りに職人さんに来てもらいました・・最近、めっきり、仕事が少なくなって、先月は開店休業だったと嘆いてみえます・・確かに、畳とか日本間は、新築住宅では、あっても一部屋くらいになっています・・畳は、室町時代から、日本固有のものとして、普及しました・・たぶん、世界でも、畳のある生活をしているのは、日本だけだと思います・・中国や韓国の時代劇でも、見たことはありません・・なぜ、畳は嫌われてしまったのか・・・特に、最近は、フローリングやじゅうたんの生活様式に変わってしまって、畳は、蚊帳の外に追いやられているようです・・しかし、高温多湿の日本の生活には、とても適したものでもあります・・新品の畳は、においもよく・・井草は、湿気を取ってくれたり、呼吸してくれています・・適度な弾力もあります・・。すぐれた点は、たくさんあるのに残念なことです・・ある、ホテルで、いたるところに畳が敷き詰めてあるのを、テレビでみました・・。客室は、もちろん、食堂、ロビー、フロント、廊下、脱衣室から、お風呂の中も、浴槽の中まで、たたみが、敷いてありました・・特殊な、材料でしょうが、水の中まで、大丈夫な畳があるなんて・・。
 色調をカラフルにしたり、刺繍をしてある畳もあります・・ヘリのない琉球畳も、見直されています・・タタミベッドや畳ベンチもおしゃれです・・掘りごたつにして、周りを、畳で囲ってしまうことも、いいのでは、ないでしょうか・・。アイデアをもって、ユーザーにアピールしたら、まだまだ、畳の需要は、増えてくると思うのですが・・日本の伝統技術や文化が、耐えてしまわないように、職人たちも、知恵を絞るべきです・・。博康