1月19日 (火)  寸法だし

 増築部分の寸法を出して、木材の加工に入りました。材料が、無駄にならないように、力のバランスを考えながらの作業をしています。後数日で、基礎も乾き次第、建て方工事に入ります。
なにぶん古い家ですから、耐震補強も気になります。耐震壁を設け、補強をしなければなりません。東海大地震が、100年から150年のサイクルで起こっていることも事実です・・。今まで、養ってきた知恵や技術を駆使して、丈夫なものを作っていかなければなりません・・。

 先週から、行ってきた収納家具が、完成しました。以前は、既製品の食器棚が、東窓をふさいで、明るいはずの部屋なのにどこか、不自然な感じがしていました。冷蔵庫や勝手口も一列にんらんでますが、収まりが、うまくいっていませんでした。食器棚が、食器の重さに耐え切れず、扉も動かなくなっていました。棚も下に曲がっています。パーティクルボードじゃ、この加重を支えるのが、無理だったと思います・・。今度は、集製材の一枚板ですから、ある程度の強度や加重には、耐えられます・・扉が、動かなくなることも無いと思います・・。それより、全体が、バランスよく窓や勝手口に当たらないように綺麗に、壁万いっぱいに、無駄なく納めることが出来ました。これを見て、お客様も大変喜んでいただいています・・。「こんなことなら、最初から、やっていたらよかった・」と既製品を、その部屋に、あてはめるには、どうしても設計段階でよくよく考えてないとできません・・建物にあわせたこの収納家具は、熟練の技だと思います・・家具屋さんでもできない弊社のオリジナルです・・博康・・