6月7日 (月)  廃業

 老舗の材木屋さんが廃業するから、倉庫にある材木を回収してくれないかというお話がありました。寂しいことです。
近年、材料を加工して、とりつけるという大工本来の仕事が無くなりつつあります。ユーザーが、求めているのが、簡単な既製品の仕事ばかりなので、どうしようもありません。いくら手間をかけたとしても、望まれない工事なら、どうしようもない・・コストが、かかってしまい予算に中で、納まらないのは、よくわかります。
無垢の材料の良さをいくら、アピールしても、たとえ、お客さまがのぞんだとしても、予算がなければ、出来ない工事になってしまうこともたくさんあります。全く、方向性の違うお客さまもいます。そんなお客様には、受け入れてもらえるはずもありません。

この近辺の材木屋さんも、たくさん廃業されています。請け負う工事が無くなり、材木が、売れないというほかに、職人不足や跡継ぎ問題もあるかもしれません。各業種も、いろんな形に変化しています。ずっと、変わらないものもありますが、淘汰されてしまうこともたくさんあります。コロナの影響で、不況なこともよくわかります。小さな商店や、飲食店、昨日のセントレア空港も悲惨でした。
 廃業は、これも、時代の流れの一つでしょうか?もっと、生き残っていくために、違ったやり方はなかったのか?答えは、いくつかありますが、正解は、分かりません。