Diary 2006. 10
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10月11日 (水)  トラブル

稲沢の現場から、水道屋さんからの電話がありました。午後からユニッバスのメーカーとの打ち合せを、やってもらっていました。浴室の窓の高さが、高いためにユニッバスの天井にあたってしまうというものでした・・。「うそ〜」って気持ちになりました。数週間前、メーカーの営業と代理店に寸法を確認済みだとおもっていたので、信じられませんでした。北側の道路からの目線をけすために、お客様の要望で、設計時より、浴室窓の高さを変更していました。・・しかし、窓が、天井にあたるとは、考えもしませんでした。仕様書を見ると、ユニッバス天井高は、2メートルになっています。正直低く設定してあると思いました。メーカーになんとかならないものか・・パネルの特注は、できないのか・・?と可能性を探しました。メーカーは、面倒なことは、基本的にやりません。仕様にないことは、出来ませんで終わりです。いまさら、外部を壊したくありません。現状のままなんとか収めたい・・結局、メーカーは、ユニットバスのグレードを上げれば、天井高を150ミリ上げることができるという返事でした。本来なら、施工日をきめていたので、キャンセル料が、発生するはずでした。それは、代理店と話し合って、なくなりましたが、グレードが上がれば、コストの上がります。お客様に、負担がかかります。私が、・・窓寸法変更の時に気が付くべきでした。・・メーカーが、現場にきたときに、寸法に、気が付いてほしかった。
設計変更は、いろんなトラブルの原因になります。コストも下がることはまず、ありません。ハウスメーカーのように、簡単には、変更させないシステムになっていれば、いいのですが、工務店には、お客様にそんなことは、言いません。・・完成するまで、お客様を現場に入れないようにしているハウスメーカーもあります。変更は認めないという姿勢でしょうね・・。
いずれにしても、難しい問題です。トラブルは、避けたいですが、新しいことに挑戦したり、たくさんの仕事をすれば、必ずついて回ります。決められた、
与えられたことだけをするなら、トラブルや、事故は、ありません。・・大事なのは、逃げないことだし、何とかしようとする姿勢だと思いますが・・博康



10月12日 (木)  太陽光発電

先日、太陽光発電をされているお客様の、お話です。太陽光発電を施工する費用が、一般家庭用の4キロワットで、およそ200万円ほどかかったそうです。月に7000円ほど電気代ういてくるそうです。月によっては、たくさん発電してくれるので、一年で、約、10万円ほどになるんだそうです。ですから、採算をとるのに、20年かかります・・そのころになると、ところどころ機械の調子も悪くなってくるでしょうね・・今の状況では、採算ベースには、合いません。・・環境にやさしくても、コスト面で、変わってこなければ、一般に普及は、難しいと思いました。
環境問題に理解のあるかたにしか、勧めることはできないでしょうね・・。まだまだ、メーカーも考えないといけません。
 プロ野球、北海道日本ハムファイタースが、パリーグで、25年ぶりに優勝しました。北の大地にペナントが、渡ります。北海道にとって喜ばしいことだと思います。負けたソフトバンクの斎藤投手の背中が、悲しくて、哀愁が、ありました。敗者にも、美学を感じます。素晴らしい選手でした。日本ハムが、勝ったことで、
新しい歴史が、始まったように感じます。なかなか、いいチームでした。中日との日本シリーズも楽しみです。・・・博康


10月13日 (金)  お客様2

お客様にもいろんなタイプがみえます。顔が違うように考え方もさまざまです。住まいに対する思いやあり方も多様です。今日、弟が、一枚の図面らしきものを持ってきました。この図面で、いくらなら出来るだろう・・?と聞いてきました。というより、間仕切壁もほとんどない平屋のワンルームです。床もコンクリートのたたきです。天井もありません。外部もトタンでいいそうです。屋根は、片流れのトタンです。内装もコンパネを打てばいいそうです。・・・そんなんで、家なのかな〜?そのお客様は、日本人ですが、アメリカに30年も住んでいたそうです。すべてが、最低の材料でいいから、いくらになる?ということです。いくら最低と言われても・・こちらが、困ってしまいました。人が住むにはそれなりの、設備も環境も良くしたいと思うのが、本音です。アメリカ人は、すべてに合理的だと感じますが・・いったいいくらの予算なのかと聞いたら、25坪で、500万円だそうです。ちょっと、それは、無理だな〜と思いました。
小屋を作る感覚なら、なんとかなるでしょうが・・。
断熱やら、耐震やら、シックハウスの問題もあります。いくら、暇なときにやってもらえばいいから・・と言われても・・すこしでも、良い物を提供していきたいと思って、この仕事をしてきました。これだけ、感覚的に違うのは、どうにもなりません。・・
もう少し、話は聞いてみますが・・正直、難しいかもしれません・・・。・・博康


10月14日 (土)  秋の見学会

明日、15日は、秋の新築リフォーム見学バスツアーを行います。今回で、2回目の企画ですが、多数のお客様を呼びすることが、できました。道中安全にお連れしたいと思っています。明日は、お天気も上々のようです。南濃町の水晶の湯の露天風呂からの景色は、最高だと思います。よろしくお願いします。
博康


10月15日 (日)  見学会5

秋の見学会も無事に、終了することができました。お天気に恵まれ、最高の日でした。たくさんのお客様をお連れすることも大事ですが、良い情報を的確にお届けできたかは、疑問が残ります。一人一人のお客様に、どれだけ誠意を伝えていけるかが、大事だと考えています。私は、今まで、営業らしきことをしてきませんでした。それでは、時代についていけないと危機感をもっていました。少しずつ、営業がなんなのか・・わかってきたように思います。お客様の立場に立って、いいものを提供していく姿勢が、大事だと思っています。大手メーカーにできないこと・・それがなになのか・・見学会を通してわかってきました。・・自分たちを磨くことは、当たり前なことで、それを、伝えていくすべを、知りませんでした。私たちは、進化しなければ、生き残っていけません。博康

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10月16日 (月)  バスの運転手さん

昨夜、見学会を終えて、夕食を取りながらくつろいでいると、玄関のチャイムが、鳴りました。誰かと思って、かみさんが応対しました。すると、バスツアーで、お世話になった運転手さんでした。お客様が持ってみえたお酒を忘れ物ということで、届けてくれました。半分くらい飲みかけのコルクのビンに入った変わったお酒です。バスの中で、これは、どこかの何とかの酒で、25度あるといってみえました。・・わざわざ、届けてもらったことに感謝して、そのかわりといったらなんですが、見学会でもらった鉢植えを運転手さんに、お礼で、渡しました。・・するとその、運転手さんは、現在稲沢の大里に実家があって、両親が住んでいるけど、だいぶ傷んできたので、リフォームしたいから、私の名刺をもらえないか・・と言われました。・・「私とかみさんは、福祉住環境コーディネーターの資格を、もっています。高齢者の住宅も得意なんですよ」と言って名刺を渡しました。・・本当にどこに、人の縁があるか、わかりません。直接仕事につながるかどうかは、関係なくとも、人と人の出会いを大切にしていきたいたいですね。・・・届けてもらったお酒を、ちょっとだけ呑んでみました。かなり、きつい酒です。「が〜っ」つていう感じです。冷やしたら呑めるかな・・?さすがに25度・・・博康


10月17日 (火)  介護とは・・

昨日稲沢の現場で、作業をしていたら、ご近所のご婦人に声をかけられました。「出入り口に、手すりをつけてもらえないか・・」ということでした。早速、一度その場所をみせてくださいと、そのお宅に訪問しました。すると、年配のご主人がでてみえました。杖をついてみえます。右足が太ももの付近から、切断されたようです。ご主人から、使い勝手や、高さ、手すりの形状や
太さについてお聞きしました。手すり一本でも、使いつらいのでは、意味がありません。ご主人が、一番つかいやすいく、困らない方法を探るのが、福祉住環境コーディネーターの仕事です。打ち合せをして、今日の夕方、取り付けに伺いました。もう一度、再確認して、ご主人の了解をもらって、作業をしました。ご主人も奥さんも喜んでくださって、お茶をご馳走になりました。世間話をしながら、お二人から、介護問題についてのお話を聞きました。・・「決して寝たきりにならない方法を考えるのが、自分たちの福祉住環境コーディネーターの取り組み方です」とお話ししました。「たとえ、車椅子に頼らなくなっても、家の改修する方法もありますから、相談にのらせてください」とお伝えしました。・・一般的に介護住宅をうたい文句にしている、ハウスメーカーが、ありますが、本当のことは、ぜんぜんわかってません。私は、建築も福祉住環境もコーディネートできます。身体のことは、人それぞれ状況がちがいます。その人の身体に合わせた介護住宅が、必要なんです。・・博康


10月18日 (水)  ユニットバス

秋の見学会で、大和町のお客様に付き合って、10社以上、いろんなメーカーのユニットバスを見ました。メーカーそれぞれに、特徴があって、どれが優れているかは、わかりません。・・保温性や機能性は、どこも遜色ありません。価格についても、似たり寄ったりです。・・今回の決め手は、暖房でした。お客様の希望は、浴室の寒さをなんとかしたい・でした。現在は、北側に位置するタイルで、覆われたお風呂です。冬場は、底冷えします。室内事故死で、一番多いのは、浴室内のヒートショックが、原因だそうです。82歳の高齢者がご家族にみえるとお聞きしていましたから、暖房が一番大事だと
考えていました。浴室の暖房にもいろいろあります。・・浴室の換気扇付きの暖房機は、既存の建物の天井高が、無いために施工は、むずかしいと判断しました。電気式の床暖房も良いのですが、経費がかかりすぎると判断しました。結局、ミストサウナがあるY社の製品に注目しました。霧状の湯気が、下からあがって、部屋中を包んで、しまいます。5分もすれば、暖かくなるということです。弊社も、今まで、2件Y社のユニットバスのミストサウナ付きを、入れたことがあります。使用なさっているお客様から、好評で、クレームをもらったことは、ありませんでした。ただ、ミストは、お湯です。大量のお湯を捨てていることが、気がかりでした。しかし、電気式のものと比べると、はるかに、経費が安く使用できます。・・結局大和町のお客様は、Y社に決められました。・・絶対的な特徴があるということが、決め手になりました。他では、真似できないことは、とても強いですね。高額な商品になれば、なるほど、価格、デザイン、機能性、お客様が、なにを一番に考えて、選ばれるかを洞察しないといけません。
営業マンの、誠意も少しはあるかな・・?
とことん突き詰めて、選定しなくちゃいけないと思いました。博康


10月19日 (木)  ガラス

すっかり、秋めいてきましたが、日中は、日差しが強く、汗かいて外部の工事をしています。稲沢の現場は、アルミサッシが、入って戸締りがやっとできるようになりました。床下の土台のパッキンも、今回は、ステンレス製の折半型で厚みが、1センチのものを、使用しました。これなら、小さなネズミも入りません。しかも、土台下が、全部換気できる優れものです。パッキンひとつとっても、時代とともに変わって進化しています。最近は、新築の場合、ペアガラスにすることが、多くなってきました。価格も手ごろになったこともありますが、ガラスから奪われる熱量が、一番多いということが、浸透したからだと思います。
しかし、4ミリガラスが、2枚の吐き出し用のアルミサッシは、かなり重くなってしまいました。幅4尺5寸の高さ2mもあるサッシだと、4人かかりじゃないと、取り扱うことが出来ないほどです。・・たぶん、下のゴマが、相当悪くなるでしょうね・・。それと、最近は、ガラスの種類が、透明とかたガラスしかなくなりました。20年ほど前なら、さまざまな柄のガラスが、ありました。今は、そんな在庫は、全くありません。柄ガラスを割るようなことが、あれば、同じもので、交換できなくなってしまいました。売れないものは、作らないということでしょうね・・。明日、ガラスの交換をたのまれているお宅へ、行きますが、「在庫がありませんので、かたガラスにしてください」と謝りにいかなくちゃなりません・・
ガラスは、割れるから、その代わりに、ポリカーネードを使ったり、アクリルを使用することが、多くなりました。アクリルには、いろんな種類や、柄があります。・・使われるガラス・・世の中から、消えていくガラス・・時代の流れですね・・。博康


10月20日 (金)  日本シリーズ

いよいよ明日から、中日対日本ハムの日本シリーズが、ナゴヤドームで、始まります。52年ぶりの中日の日本一を見てみたい・・。考えてみると12球団しかないのに、中日の日本一は、たった一回しかありません。なかなか至難の業なんでしょうか・・・。あの金持ち球団の巨人でさえ、最近は、日本一の連覇は、ありません。期待して、この一週間は、過ごせそうです。明日からは、稲沢の現場は、ひとまず中断して、2件のリフォームに集中します。打ち合せとか、現場回りで、やることが、一杯あって、時間に追われそうです。・・博康

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