Diary 2006. 12
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12月11日 (月)  几帳面

稲沢の現場の足場を、取り払いました。建物は、不思議と大きく見え出します。外壁のブラウンとバックの青空が、よくマッチしています。できた〜と思う瞬間が、ここにあります。足場のかたずけをしながら、回りの清掃をしました。これから、排水給水工事が、始まります。エコキュートの設置工事も始まります。現場は、第3ラウンド開始という感じです。内装工事も座敷周りの回り渕を取り付け、天井の準備をしました。・・今回床の間の回り渕には、「銀杏面」を施工してあります。多くの大工の棟梁達は、ここの部分に、「几帳面」を施すことが、多いようです。「几帳面」は、二重になっているへこんだ、面のとり方です。「銀杏面」は、反対に前に飛び出た面のとり方です。どちらが、いいのかは、わかりません。「几帳面」という言葉は、大工用語なんです。ものごとを、きちんと細かくする性格のことを指すようです。「几帳面」も細かいこだわりのの仕事です。・・昔むかしから、伝わっていることを、伝承しながら、自分なりのアレンジをしていくことも大切なことであると思うのですが・・・博康


12月12日 (火)  閉店

やっと、弟が、仕事に復帰してきました。現場に向かう車の中で、ご近所の喫茶店の話が、出ました。マスターの話だと、「12月25日で、お店をやめて、新しい仕事を始めるから、4月までに今のお店を改造してほしい」ということでした。10年くらい前に、喫茶店も改装工事をやらさせていただきました・・縁のあるお店です。しかし、今回は、気乗りがしません・・あのお店のコーヒーは、おいしかったし、サンドイッチもうまかった・・軽食も悪くなかった・・。15年位前には、マスターも借金して、もっと立地条件いいところで、お店を大きく構える計画もしてただけに残念だと思ってしまいます。その時も、銀行の融資が、受けられず、断念されています・・。今のままでも、夫婦でやっていくだけなら、十分だと思っていましたが・・マスターは、「もう待っている仕事は、したくない」といってみえるそうです・・・。地道でも、今の仕事を発展されることを優先してのリフォームなら、賛成ですが・・・?弊社も、今のところ、5月までは、いっぱいの状況なので、いまの状態なら、工事を請け負うことは、難しいと思います・・・。仕事にも、人生にも、波はあります・・。順風もあれば、逆風もあります・・。耐えていれば、必ず、チャンスは、来ると信じます・・。一杯づつ丁寧にコーヒーを入れてくれただけに、マスターの気持ちが、残念でなりません・・・博康


12月13日 (水)  仮設工事

今朝は、一宮市祐久のリフォーム現場の打ち合わせに向かいました。プレカットをするための寸法出しと、仮設の足場工事をするための現場確認をしました。仮設工事には、いろんなものがありますが、今回は、屋根の大半をめくってしまいます。どう考えても1月に10日以上晴天が、続くとは思えません・・最悪のことを考えて、仮設の屋根で、建物を、覆ってしまうことを思いつきました。数年前にお宮の修復工事で、やったことを思い出しました。小規模なものは、時々仮設屋根をすることは、ありますが今回のようなケースは、初めてです。単管を組んで下地を作ってその上にトタンで、屋根を作る予定です。部分的にアクリルで明り取りをとれば、暗くなることもありません。とにかく、雪が怖い季節です・・ビニールシートでは、風で、雨や雪が、舞い込みます・・。もし、
水が、室内に入れば、修復するのが、大変です。
お客様に安心してもらうことが、最大のメリットになります。・・また、プレカットも出来る限り現場での仕事量を少なくする工夫をしています。工期が、少しでも短縮できて、安全な方法を探っています・・。1月15日くらいから、足場、仮設工事に入って、20日くらいら、解体をしながら、建て方工事の準備をしようと決めました。他にも、付随して設備工事に入ってもらいます・・段取りの良さが、工事の成功に繋がっていきます・・。苦労と苦心が、伴う工事だけに、仕上げが、楽しみです。・・博康


12月14日 (木)  久々に

今日から、親父(社長)が、稲沢の現場に合流してきました。これから、年末にかけて追い込みです。まだまだ、身体の方は、万全じゃありませんが、下舞仕事なら、やってもらえます。一階の座敷の格天井や、次の間の天井は、張り終わりました。2階の床の構造用合板も、張り終わりました。これで、水平方向の剛性が、取れます・・。一階のリビングや、台所などの天井は、あと数日で終わると思います。それらが、終われば、2階の造作仕事を先に仕上げて、一階の床を張ろうと思います。一階の床は、無垢のナラ材です。一番傷つきやすいところなので、仕上げは、できる限り、後にしようと思います。・・今年中になんとか、おおよその」めどをつけておきたい・・お天気が、最近悪いですが、職人たちも、頑張ってやってくれています。・・あと半月頑張ります・・・。博康


12月15日 (金)  いくらなんでも

夕方仕事を終えて、帰ってくると、旧尾西市のTという会社から、「工場の改築をしてもらえないか」と電話が、あったから連絡するようにと、かみさんから聞きました。Tという会社は、以前土地の話で、社長さんとあったことが、ありました。その時は、物件が、数時間の差で、手に入らず残念な思いをした記憶があります。・・それ以来のお電話だと思います。早速、担当の方のお話を聞きました・・とりあえず、詳細は、ファックスで流すから、見積もりをしてほしいといわれました。
その後、私が、「仕事の納期は、ありますか?」・・と尋ねたところ・・「年明けそうそうに」・・との返事でした・・。「いくらなんでも、それは、難しいです。・・年明けの仕事の約束が、あるので、無理です」もっと、前からの話なら、なんとかしたかもしれませんが、12月になってからじゃ・・いまの受注状態なら、お断りするしかありません・・かみさんと、「去年だったら、なんとかしたのにね」・・と話しました。
仕事って、かたまる時は、かたまるし・・・うまくいかないもんだと思います・・・どうしても、待っていただけないなら、仕方ありません・・とにかく、今いただいている仕事を、丁寧にこなしていこう・・
ようやく、社長もかえってきたから・・・そう思います。・・・博康


12月16日 (土)  欄間とセンターエース

センターエースというのは、洋室や日本間の天井に使う飾りの材料です。20年ほど前は、よく使われましたが、最近は、ほとんど使用することがなくなってしまいました。久しぶりに、稲沢の応接間に使ってみようと、材料屋さんに連絡を入れました。すると、「最近は、作っているところもなく、受注生産になってしまい、納期も相当かかります」という返事でした。なんとか間に合わないだろうか・・?と催促してみると、「在庫でもっているところがあるかもしれないから、倉庫をあたってみます」と言ってくれました。昨晩、やっと、センターエースが、届きました。「何年前に作ったものだろう・・?」言って材料屋さんは、嘆いてました・・。昔は、こればっかりが、売れたのに、誰も買ってくれなくなった・・と言うことです・・また、欄間もほとんどでなくなって、欄間をつくっている業者が、何件も潰れているということを聞きました・・。日本の住宅に日本間が、敬遠され、あってもひとつだけという家が多くなったと聞きます・・。二間つづきでないと、欄間は、必要とされません。。日本建築の芸術的な部分が、消えてなくなりそうです・・。どうして、欧米風が、いいんでしょうか?日本間には、日本の気候にあった技や伝統があるのに・・・まったくおかしなことです・・。また見直されることが、あるでしょうが・・その時は、伝統を受け継ぐ人材がいなくなっているかもしれません・・。
今日、センターエースを取り付けました・・。応接間になんともいえない重厚感が、できました。当然・・完成間ちかには、欄間も取り付けることになると思います。・・博康


12月17日 (日)  ウルトラマン

なぜか、夜中の3時半に目が覚めてしまい、仕方ないので、テレビをつけてみるとウルトラマンシリーズが、放映されていました。こんな夜中に見れる人いないよなあ〜と思いながら、ながめていました。子供のころに見ていたものと変わらないと思っていましたが、内容は、少し違っていました・・。すべてのエネルギーを自分のものにしてしまう怪獣とウルトラマンマックスが、戦いますが、ウルトラマンの攻撃も怪獣にとっては、自分へのエネルギーになってしまいウルトラマンは。、30秒しか地球にいられないので、宇宙へ逃げてしまいました・。その後、ひとりの少女のフルートの音に怪獣の心は、癒され、怪獣は、宇宙へと帰っていきました・・。この物語には、環境問題が入っていました。どんなにウルトラマンが、どんなに最強でも、攻撃のエネルギーまで、自分のものに変えてパワーアップされてしまっては、勝てません。攻撃対攻撃では、いつまでたっても終わりはありません。
なにか、アメリカ対北朝鮮やイラクや対ベトナム
の戦争を思い出してしまいました。力対力では、勝負は、ついたとしても憎しみしか生みません・・。ベトナムでは、枯葉剤のダイオキシンの影響で、奇形児が、いまだに生まれてしまいます・・。アメリカは、その罪を認めていません。日本の原爆だって同じことです。考えてみたら、アメリカは、酷い国です。自国が、核を持っているのに、北朝鮮だけに廃棄しろといっても、おかしな話です・・。ウルトラマンから、いろんな話に展開してしまいました・・。今日は、休みでしたが、工場で、造作物を作っていました・・。今年もあと2週間しかありません。仕事もそうですが、いろんな意味で、もっと、時間がほしいと思います。・・博康


12月18日 (月)  ノロウイルス

全国で、ノロウイルスの影響で、胃腸風邪が、はやっているみたいです。うちの三女も今朝、学校を休みました。はやり風邪だそうです。なんとなく、自分も背中が、ぞくぞくしてきました。やだな〜・・風邪なんかひいてる場合じゃない・・。見積もりもやらなくしゃないないし・・。打ち合わせもいっぱい残っている・・。今年は、気ぜわしい・・どうやら、31日まで、休みなく働かなくちゃなりません・・。細かい仕事は、来年に持ち越さないようにしたいのですが・・・。
博康
稲沢の現場は、天井の仕上げ工事が、進んでいます・。応接室のセンターエースと座敷の格天井と縁側の竿天井の写真です・・クリックすると大きくなります

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12月19日 (火)  とうとうきたか・・

最近妙に、目が見づらくなってきました。もともと近視はあったのですが、近くのものが、見にくいようです。とうとう、老眼か〜?嫌だな〜・・
夕方でも、そんなに電気を明るくしないでも、見えていたのに・・鉛筆の線が、光ってしまいます。細かい作業が、できなくなったら、私たちの仕事は、できません・。パソコンをよくやっていることも、原因かもしれません・・。目医者さんに言わせると、アフリカにでも行ってくりゃ、直るとか・・でも、老眼だったら、まずいよな・・。老眼は、もちろん・同級生も白髪だったり、はげていたり、腹が出たり・・ほんとにおっさん臭くなっています・・来年早々、一月三日に中学時代の同窓会ですが、ちょっと不気味で、怖いように思います。かわいかったあの子のおばさん姿は、見たくない・・。向こうも同じように見ているかもしれません・・今週末にでも、めがね買いに行こうかな・・。いくつになっても、かっこよく年を取りたいですね・・博康


12月20日 (水)  カウントダウン

今年もあと10日です。いよいよって感じで、仕事に、追い込みをかけています。パソコン教室も今年最後の授業を受けてきました。だんだん楽しくなってきています・・。できなかったことを、すぐ聞けることがいいですね。まだまだ、分らないことばかりですが、いろんな可能性が広がっていきそうです。来年は、もっと、自分をたかめていきたいと思っています。・・昼すぎに、前に見学会においでくださったお客様が、稲沢の現場に寄ってくださいました。「再来年の節分明けに新築工事に、かかれるように、予定を組んでほしい」と言ってくださいました。本当にありがたいニュースです。なんとか、受注予定は、来年から、再来年につながっていきそうです。去年の今頃とは、雲泥の差に思います。風向きが、変わりました。・・もちろん、自分たちの仕事や営業に感んする考え方や取り組みも変わってきています。お客さまに、「オンリーワン」をアピールできる仕事で、尽くしていきたいと思います。・・博康


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