Diary 2006. 9
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9月11日 (月)  理不尽


どんな仕事でも同じでしょうが、これだけは、やりたくないと思うことがあります。自分に非がなくて、法律上も間違ってないのに、嫌な仕事をやらされることがあります。プロだから、意地もプライドも持っています。しかし、何かのために、・・・誰かのために・・、仕方なくやりたくないことを、しなければならないことがあります。理不尽なものに、負けることは、いやですが、守らなきゃならないもののために、
自分の、信念を曲げなきゃいけないこともあるんです。自分が、我を通せば、関係を壊します。だから、我慢しました。破れて言ってしまうのは、最後のときですから・・それまでは、我慢します。
今日は、気分が、一日中悪い日です。この場で、全部のことが、話せません。みんなが、見る場所ですから・・酒飲んで、寝ようかな・・私は、酒が飲めませんが・・・博康


9月12日 (火)  換気扇工事

今日は、焼肉店の換気扇工事をおこないました。火曜日は、夕方まで開店しないので、今日にしました。電気屋さんとは、事前に打ち合わせをしていたので、工事は、スムーズに運びました。しかし、問題が、ひとつありました。外壁は、ヨウシツ系のサイディングで、木造の建物ですから、位置確認は、なんとかなりますが、中に使ってある断熱材に不安が、ありました。
たいていの場合、この手の建物は、断熱材には、グラスウールが、使われています。グラスウールは、火に弱く、すぐに引火してしまいます。サンダーで、ステンレスなど金属を切る時、火花が出ます。それが、グラスウールに引火して、火事になる事故が、よくあります。私も以前、鉄骨工場の増築工事で、溶接の火花が、中に使ってあったグラスウールに引火して、火事になりかけたことが、ありました。今回もそのケースです。外壁をこわしてみると、やっぱり、グラスウールが、出てきました。室内は、厨房ですから、ステンレスで、覆われています。金属を切るはさみやカッターナイフじゃ刃が、たちません。どうしても、サンダーで切るしか方法は、ありませんでした。ただ、ステンレスの下地に5ミリの不燃ボードが、あったため、なんとか切断することができました。しかし、本当に冷や汗ものです。出さないつもりでも、どうしても、火花は、出るし、慎重のうえに慎重に工事を行いました。・・今日の換気扇工事は、大変でした。・・・うまく出来て良かった。・・博康


9月13日 (水)  クレーム処理

焼肉店の断熱工事のクレーム工事をやってもらうために、取扱店の店長さんと話し合って、工事のだんどりをとってもらうように先日決めました。今日になって、取扱店の若い営業マンから、18日の午後から、施工したいと連絡がありました。18日は、祝日です。焼肉店は、お昼も営業しているから、忙しいはず、だから、午前中にやってくれないか・・だんどりを、組みなおしてほしいと頼みました。しかし、仕事が混んでいて、午前中は、できないという返事でした。18日が、ダメなら、他の日の午前は、できないか・と聞いたら、27日になってしまうとのことでした。27日・・?クレーム処理は、早くしないと不信が、不信を呼んでしまいます。誠意ある対応をしないと余計にこじれてしまいます。こちらとしても、もっと、早くやってほしい。・・お客様も同じ気持ちだと思います。営業マンは、まだ経験も少なく、工事屋に強く言えないようです。しかし、相手側(お客)の立場になれば、ごり押しだってできるはずです。煮え切らない若い営業マンには、「おまえは、誰の味方なんだ?俺が、工事屋と話をつける」と一喝しました。
その後、工事担当者に電話して、こちらの事情を話して、23日に施工させることを約束しました。・・若い営業マンには、誠意が、なければ、相手に通じないことを学んでほしい・・。お客様に尽くして初めて、仕事になることを知ってほしい。甘さがあれば、干されてしまうことをわかってもらいたい。・・焼き肉店のマスターは、あたまのいい方で、こちらが、誠意のあることは、わかってくださっていると思います。しかし、継続して思いを伝えなければ、いけません。いろんなことを、今回のことで勉強しました。
クレーム処理をまちがえると、とんでもないことになってしまいます。逆に依頼を得るためのチャンスでもあるわけですから・・・。博康


9月14日 (木)  建築会社の女の仕事?

現場の仕事は、分からない事 できない事ばっかり!・・・だった。でも分からないなりに 最近は、ちょっとは出来るよーになってきたかな。(^_^;)腕も太くなってるし・・
でも一応 わたしも女です。重たーい材木を運んだり高ーい所の作業は、こころなしか つらいものがあります。3寸くぎを打つときは、気合ですね(^^)
 建築についても、しろうと同然ですが、手が足りない時の手伝い 掃除は、必要な事だと思うから 頑張りたいと思っています。ただし お客さんと話しをする時 もっぱら 世間話しばかりで 旦那が話しを進めたいのに よこみちにそれてしまって にらまれたことも・・・ただ 台所の話しになると 自分も参加できるかな。
建築会社の女の仕事って たくましく かしこく・・ってとこかな。
とてもじゃないけど むりむり(>_<);
娘の高校の校訓が、「強く 賢く 美しく」なんですよ。そんな女性に成長してほしいですね!・・・直子 


9月15日 (金)  左官屋さん

全国的な統計の中で、建築関係の職人が、減っています。若い人が少ないことと高齢化で、仕事をやめてしまう人が、多く後継者も育っていない。建築は、3Kが、ツキモノです。きつい・・汚い・・危険・・そして、仕事濃さの割にサラリーマンより、給料も安い?・・保障も危うい場合が、多い・・。
一人前になるまで、時間がかかる・・・(これは、経験ですから、仕方りませんが・・・)。特に、左官屋さんが、少なくなっていると思います。仕事自体も変わってきています。左官の仕事が、一番少なくなっていることが、原因しています。浴室トイレなど水回りでの左官工事は、無くなりました。日本間も少なくなっています。左官やさんが、腕を振るう場面が、なくなってきています。特に、外壁に、土壁をつける現場は、ほとんどなくなってきました。今、建築中の稲沢の現場に来る人たちでさえ、珍しいね〜と言ってきます。泥コンを運ぶ運転手さんも、「土壁どころか、瓦でさえ泥を使わなくなってきて、商売にならない」といってみえました。土は、湿気を取ってくれます。自然の中で、呼吸して、住環境を守ってくれています。目に見えないから、評価してもらえません。どんなに、技術や材料が進んでも、自然素材にかなうものは、ありません。現に、換気しないと、コンクリートの建物や、土壁のない家は、湿気で困ったり、壁にカビが、生えます。土の力は、偉大なはずです。悲しい話ですが、活躍の場がなければ、仕事自体衰退してしまいます。左官工事もそのひとつです。仕事がないから、いい人材も育ちません。技術も伝承されません。竹を編んで、土壁をつけることは、最高に贅沢な仕事になっていくでしょう・・。博康


9月16日 (土)  趣味 特技 仕事

趣味って 遊びと見られてしまいがちですが、それが特技となり 仕事になってしまったら・・・好きな事して金儲け(^^)・・エヘヘ なんてね
実際には、難しいことだと思います。でも「好きこそ物の上手なれ」ということわざもあるように 好きな事は、つらくても一生懸命頑張れるし 人間性も高められると思います。子供たちが、自分にとって 生きがいを感じるぐらい好きな事ができたら すばらしいな(^^)/  なかなか趣味から特技になれないかな。
私もバレエを始めて8年目(筋肉質な体系で恥ずかしいのですが)・・こんなおばさんでは、趣味から特技には なかなか昇格できそうにありませんが 好きなものは好きだ〜!・・ぼけ防止にもなるし(^ ^)   先生は誉めるの上手だし 気分爽快で頑張れまーす。・・・直子

中日ドラゴンズの山本昌投手が、41歳で、ノーヒットノーランを達成しました。さほど、ボールが、速いわけじゃないけど、大したもんです。
優勝争いの真っ只中のプレッシャーのかかった中での快挙にしびれました。気の持ちようで、こんなこともできるんですね。凄いな〜偉い!
これで、阪神に引導を渡したと思います・・博康


9月17日 (日)  同窓会

昨夜、同窓会の打ち合わせに呼び出されました。31年ぶりの中学時代の同窓会です。5クラスで、210人くらいだったと思います。あつまるのは、7〜80人くらいでしょうか?結局幹事をするはめになりました。地元に住んでいるから、しかたないでしょうね・・10人くらいの幹事会でしたが、自然とあのころに戻ってしまいます。話しの中で、いろんなことが、聞こえてきます。病気や事故で、亡くなった人もいて、その中には、仲のよかった子もいて、ショックを受けました。同級生が、癌でなくなるのは、やっぱり嫌です。ほかにも、破産して行方不明とか、病気だとか離婚したとか・・いまだに、独身貴族だとか・・あまり、いい話は、聞こえてきません。何もないことが、いいことなんでしょうか・?人30年もたてば、さまざまなことがあると思います。人生いろいろ、進んだ道もいろいろ・・1月3日にに市内のホテルを予約するだんどりを取りました。出来る限り、たくさん参加してほしいと思います。40半ばで、まだまだぜんぜん、生活に余裕なんかないけど、元気で再会できるといいですね・・。同級生や恩師に嫌味のない自慢話をひとつ持っています。たぶん、誰にも負けないと思います。・・博康


9月18日 (月)  耐震リフォーム

今日から、一宮市萩原町朝宮で、大規模なリフォーム工事が、始まりました。築55年田舎作りの建物です。耐震補強と模様替えをかねています。築55年のわりには、建物は、しっかりしています。市の耐震診断では、基準値に届かなく取り壊した方が、いいという判断でした。しかし、私たちの技術と経験で、なんとかしたいと考えています。昔ながらの八畳間が、4つあり、今のままでは、どうにもなりません。床と天井を解体しないと基礎の補強もできません。はりと桁の金物補強もしたいと思います。柱も何箇所か、入れたいところです。垂直方向も水平方向も、構造用合板で、固めてしまいたいですね。古い建物なので、いろんな制約が、ありますが、お客様の希望に近づけていきたいと思います。今日は、土壁を落としたり、天井の解体を行いました。上から下まで、泥だらけになってしまいました。

同時に、萩原町串作の室原神社で、お灯明の屋形工事の基礎工事も始まりました。21日に建て方予定です。10月にお祭りが、あり披露できます。・・・博康


9月19日 (火)  温故知新

昨日に引き続き大規模リフォームの工事をしています。床をほとんど解体して、基礎のやり直し工事が、始まりました。土建屋さんの応援を二人お願いしましたが、なかなか、解体仕事が、進みません。釘が、錆び付いて、抜けません。苦戦は続きます。どうかすると、材木の方が、裂けてしまうほどです。こういう古い建物の解体をすると、いろいろ勉強になります。
昔の匠たちが、どんな仕事をしていたか、材料の使い方、組み方、苦心していたところが、わかります。
金物が少なかった時代です。いい仕事だと思うことや、良くないと思うこともあります。今のように人件費も高くありません。どうかすると、なるほどと思う仕事に出会うと感動します。当然、いいところは、見習っていきたいと思います。この仕事は、死ぬまで勉強ですから・・博康

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9月20日 (水)  28年ぶり

大規模リフォームは、基礎工事をやってもらっているので、お客様と打ち合わせだけして、ひとまず帰ってきました。すると、高校時代の友人が、家に遊びに来てくれました。28年ぶりの再会です。顔を見たら、すぐに分かりましたが、やっぱり、老けていました。開口一番「年取ったな〜」って言ってしまいました。友人の頭は、白髪混じりで、かなり薄くなっています。「育毛でもしたらどうか?」といったら・・「もう手遅れだわ・・〜」といって笑ってました。でも嬉しい再会でした。そのおかげで、気分よくその後の仕事が、出来ました。明日は、萩原町串作の室原神社のお灯明の屋形の建て方工事です。足場を組んで、材料の準備をしました。
 明日も、秋晴れのいいお天気の予定です。・・
友人の頭のように、気持ちよくスカッと晴れ上がってほしいものです。・・博康


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