2月11日 (月) 土台伏せ
一宮市佐千原の新築現場の土台伏せを行いました。現場は、先日の雪で、水浸しの状態です・・シートをめくって材料を出したとたん、土台の仕事が、忘れてあることを見つけました。弊社は、通し柱を基礎まで落とす工事をしています。土台は、通し柱に横からホズで、さしてボルトで固定する仕事をしています。基礎まで、まともに加重がかかります。横から土台をさすことで、柱の垂直も保たれます。実に理にかなった工法を取っています・・。それを、プレカットでやってもらうことを打ち合わせしています。プレカットの担当者も弊社の仕事をよく知っているはずなのに、ボルトで、固定する仕事が、されていません・・。あわてて、担当者に電話しても、今日は祝日で連絡が、全く取れません・・営業担当もだめです・・仕方ないので、水回りの担当者に電話しました・・彼は、必ずといっていいほど、電話には、出てくれます・・仕事の内容も理解してくれて、プレカットの本部長に話を通してくれました。・・明日、あさってで、通し柱のほうの仕事は、やってくれそうです・・。本来、責任を取るはずのプレカットの担当者は、いまだに連絡もくれません・・いくら会社が、休みでも、現場が動いている時は、連絡くらいはとれるように・・といつも、口をすっぱくして彼らには、頼んでいます・・会社から、給料をもらっているんじゃない・・現場やお客様あっての自分たちだ・・ということがわかっていません・・明日は、早朝から、私の雷が、落ちるでしょう・・ 現場は、止めることはできません・・土台に関係する仕事は、こちらで遣るはめになってしまいました。仕事量は、ばかになりません・・。ろくに昼休みも取らないで、作業に追われました・・お客様も、みかねて、土台にシロアリ防除の薬を塗ってくださいました・・。やっとの思いで作業が、終了したのは、午後6時をもまわってしまうほどでした・・今日は、プレカットのミスのおかげで、散々な日でした・・お客様も、腰が痛いと言ってみえます・・もうしわけありませんでした・・。博康
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2月12日 (火) 丁張り工事
朝から、雨が、しとしと降っています。ところが、6時半くらいにやんでしまいました。今日は、笠松で丁張り工事をするつもりでしたが、あまりにも天気予報が、悪かったので、本心諦めていました・・しかし、小ぶりになって、なんとなく西の空が、明るくなっています・・強行して笠松まで出かけました。杭を打って、水平をだして、貫を打って、建物の芯を出します。位置だしをして、建物が、正規の位置に納まるか確認して、作業は終わりました・・その間雨は、そこそこ強くなって降り続いていました・・。図面が、濡れてしまうのは困りましたが、職人3人がかりで、てきぱきと仕事ができました・・。丁張りは、風を一番嫌います・・糸がぶれて、寸法だしが、できなくなるからです・・雨がやむと風が出ます・・その前に終わらせたかったというのが、本音でした・・。地面がぬかるんで、長靴を履いても、雨に多少濡れても、きちんとした仕事ができれば、それが一番いいことです・・ 昨日のプレカットの担当者から、謝りの電話がありました・・私は、ミスしたことは、怒っているんじゃない・・昨日のうちに連絡くれなかったことに、怒りを感じます・・担当者が、憎くていってるんじゃない・・仕事は、本気じゃなきゃいけない・・お客様や現場が、一番大事・・お客様や現場のおかげで、生活ができている・・会社が、休みだといっても、緊急の場合は別です・・それが、わからないなら、弊社に来てもらわなくていい・・本当にそう思っています・・昔、私たちサラリーマンは、休みは、仕事はしないといったバカやろーの水まわりの営業マンが、いました。『二度とうちに来るな』と言ってその会社とは、絶縁しました。・・その会社はいまあるのかどうか・・?・潰れて当たり前です・・博康
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2月13日 (水) 天気予報
明日、一宮市佐千原で、建て方工事を行う予定ですが、お天気は、どうやら雪のようです・・名古屋や岐阜でも積もるかもしれないという予報です・・せっかく準備をしていても雪には勝てません・・足元が、滑るようでは工事は、できません。せっかくの材料を濡らしたくもありません・・。どの道、明日6時の時点で、結論を出さないといけません・・。国府宮の裸祭りが、終わるまでは、尾張地方は、暖かくなりません・・。良く出来た言い伝えです・・。 今日は、建て方準備をしながら、午前中に喜面山松山寺の梁の補強工事を、行いました。20年前に弊社が、新築させていただいた縁のあるお寺です・・この場所へ、来ると身が引き締まる思いがします。虹梁の下に補強の柱を建てました・・とてもいい感じに収まってくれました・・。また何年ももってくれるだろうと思います・・。博康
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2月15日 (金) ふりこみ
今日も、一宮市佐千原の現場で、屋根下地工事をしました。雪や雨が、なんどか降りこんできます・・4時ごろには、本降りになってしまいました。ちょうど、屋根下地の構造用合板を打ち付ける仕事の最中です・・途中でやめることもできず、夕方までがんばって、なんとか打ち終えました・・。建て方工事の途中で、雨が降ることは、『ギザ』がよいと言われます・・このお宅は、かなり縁起の良い家です・・。明日まで、屋根下地工事は、かかりそうで・・来週からは、瓦工事が始まります・・だんだんと家の骨格が、できあがってきました・・高級でボリュームのある外観になります・・。ひとつ秘策をもっています・・「仕上げをごろうじろ・・」といった感じです・・博康
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2月18日 (月) 金物補強
一宮市佐千原の新築現場は、屋根の瓦を止めるための桟を打ち、明日から、本格的に瓦伏せ工事に入ります・・早朝に瓦は、運び込まれます・・。黒っぽい銀色の瓦です・・端は、一文字風に仕上げ、棟にも松川と呼ばれる、飾りを入れます・・。とても寄席棟のラインが綺麗に仕上がると思います・・。 大工工事も急ピッチで進んでいます。ベランダの下地工事も終わりました・・表面には、センチュリーボードを打ちました・・結露や伸縮によるひずみもないと思います・・何より耐火です・・。このボードは、重いのが難点です・・。 金物補強工事も進んでいますが、とにかく量の多いこと・・こんなに入れる必要があるのかな〜と思うくらいです。一昔前、釘も金物もない時代がありました・・。私も、そのあたりの技法も知っています・・・大工の技術だけで、もたすことができていました・・今は、その技術が、法律によって縛られて、無視されています・・匠の技は、もう絶えてしまいます・・愚かなことですが、建築確認を通してもらえません・・博康
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2月19日 (火) 一文字瓦
笠松町の現場は、基礎工事が始まりました。基礎の仕上がり高さは、北側全面道路よりかなり高く設定してあります。南にいくにつれ、ちょうどいい高さになっていきます。道路面は、いずれ高くなっていくと考えた方が、いいと思います。北側に土留め工事は、必要になっていくだろうと思います・・。最終的にどんなかたちになって仕上げるのか・・今から、計算していかなくてはなりません・・。 一宮市佐千原の新築現場は、設備工事の打ち合わせが、始まってきました・・仕上げの寸法から、逆算して割付をしていきます・・どんな仕上がりになるか・・イメージできなければ、できないことです・・。金曜日から、水道工事も始まります・・一方外部工事は、瓦工事が、順調に進んでいます・・今日は、割と暖かいので調子よく収まっていきます・・。軒先の瓦は、一文字風にしてあります・・。本当の一文字瓦では、ありませんが、プロでなければ、わからないような形になっています・・。仕上がりは、大人しく、高級感があり、かわらの波の、綺麗なラインが出来ています・・。やっぱり、寄席棟での一文字瓦は、ボリュームがあって、良いですね・・お客様も大変喜んでくださっています・・。博康
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2月20日 (水) 萩原劇場
今朝の中日新聞に混じって、中日ホームサービスのタウン紙が、入っていました・・なにげなしに中を覗いてみると、温故知新のコーナーがあって、地元の萩原劇場を書いてあります・・元、萩原小学校の先生が、歴史を調べてみえて、弊社の社長にも会いに来て、いろいろと調査をされていかれました・・萩原劇場は、昭和の初期に建てられました・・その頃萩原の町もかなり、にぎわっていて、若いときの三波春夫さんや村田英雄さんも出演されていたと聞いています・・私の曾じいちゃんが、棟梁で、萩原劇場を建てたと聞いています・・。ほかにも、萩原小学校の講堂や萩原病院も棟梁として、職人を束ねていたと聞いています・・今は、取り壊されて、あとかたもありませんが、私も幼い頃かすかに、それらの建物が、あったことを記憶しています・・。萩原劇場は、映画館になっていて、ゴジラ対モスラを見たような思い出もあります・・。曾じいちゃんの遺した建物も、今でも現存しているものが、あります・・。 昔の匠が、いい技をもっていても、時代と共になくなっていくのは、寂しいことです・・しかし、記憶としてのこっていくのであれば、曾孫として、誇らしくもあります・・バカみたいに金物だらけで、根拠に乏しい法律ばかりにこだわっていたら、匠の技術なんて、伝わりません・・。博康
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