Diary 2006. 11
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11月21日 (火)  床暖房

今日は、2件の床暖房のメーカーさんと話を聞きました。稲沢の現場は、オール電化で、のエコキュートをいれるので、最初は、エコキュート対応型の温水式床暖房にしようかと思っていました。しかし、お湯切れの心配があるということで、諦めました。結局は、電気のフィルム式の床暖房に決めました。大阪から、営業マンが、来てくれて説明を受けました。初期費用が、安いので、導入は、楽です。工事に関しても、温水式に比べて、安易です。ただ、温まり方を考えると、電気カーペットと変わらないような気もします。空気全体を・・・?は、疑問です。夕方、大手エヤコンメーカーのD社の営業マンと工事担当者と会いました。エヤコン併用型の床暖房は、D社だけだそうです。4〜5年前から、発売していると聞きましたが、うちの電気工事屋さんも知らないくらい知名度は、ありません。エヤコン室外機の空気を利用した優れものです。しかし、初期費用が、高くちょっとお薦めできないくらいの金額でした。でも、ガス温水式の床暖房に比べるとランニングコストが、はるかに安く一時間あたり40円程度だそうです。都市ガスが、80円くらいだと思います。ペイするのに5年?これは、嘘だと思います。たぶん、10年かかると思います。でも高すぎて、お客様に薦められません。ガスの床暖房が、一番良いように思いますが、
導入されているお客様に聞いてみると、工事費が、手ごろだとその分後のガス代が、高くなっているように思います。ガス屋さんによっては、工事代をべらぼうな額にしてくるところが、あります。工事をすべてメーカーにぶつけてしまうからです。お客様も床暖房は、高いイメージをお持ちでしょうから・・その分、ふっかけてくる悪徳なガス屋もいます。良心的な工事屋さんもいますから、よく相談されるといいと思います。電気式の床暖房では、雷が、コントロラーに入ってしまいサーモスタットが、破壊されてしまいました。これは、特異な例だと思いますが、お客様に叱られてしまいました。高額な商品だったので・・でも、自然現象をコントロールできる機械はありません。
ほかにも、いろんな苦い経験をしています。床暖房は、奥が深いです。・・・博康


11月22日 (水)  パソコン教室

友達に誘われて、パソコン教室の体験に出かけました。先生も三人みえて、サポート体制も良さそうです。話の中で、知り合いも結構この教室のお世話になっているので、安心しました。先生になにをしたいのか・・?と聞かれ、とりあえずは、仕事に生かしたいし、ホームページもバージョンアップしたい。・・いろんな可能性を試したいとと答えました。メールやインターネットは、できますが、後のことは、ほとんどできないことを話しました。
また、パソコン教室が、管理している無料サイトへ弊社のホームページを登録してもらいました。一宮のお店が、沢山業種別に載っているサイトです。最近、頭が、固くなっていると感じます。テレビやっている、サルジエとかIQサプリという番組での問題が、ほとんどできません。自由な発想とか柔和な感覚がにぶっているんでしょうね・・使っている脳が、偏っているんでしょうね・・。脳は、使えば、使うほど衰えないそうです。・・少しでも、上達して、いろんなことがしたいです。毎週、水曜日友達と一緒に通うことになりました。忙しくても、時間を作って続けたいと思います。・・博康


11月23日 (木)  次女

萩原町朝宮の耐震リフォームの大工工事は、ほぼ終了しました。桧の羽目板に塗装を施して、大掃除をしました。まだまだ、完成は、水曜日くらいになると思いますが、気持ちに整理をつけることと、長い間、お世話になった現場と、お客様への感謝の気持ちを持って掃除をします。自分たちの作ったものには、愛情が溢れていると思っています。今日は、祝日だったので、次女とかみさんが、手伝ってくれました。お客様に、次女は、大変可愛がっていただいています。親の仕事を手伝う子は、珍しいと言って下さいました。娘は衛生看護科に通う高校三年生です。あと2年専攻科で、勉強して、看護士の卵になります。時々、学校から、病院実習があり、直接患者さんに接することもあるようです。患者さんは、病気をお持ちになっています。どうかすると、身体より心が、病んでいることが、多いようです。その意味で、人間観察することが、看護の基本になっているみたいです。お客様に受けが、いいのも、そんなことが、あるからでしょうか?・・
「よぼよぼの、じいちゃんが、もうワシも長くないと言いながら、私のお尻を触ってくる」と、笑って、掃除をしながら、お客様に話していました・・「まあ、そんなことも、あるだろう・・」。お客様も笑って答えて話してみえていました。娘も、看護士になるために、成長??しているのだと思います。
 来週の日曜日に、私の家族と弟の家族も一緒に、お客様から、焼肉の招待に誘っていただきました。
 本当に、ありがたいことです。・・博康


11月24日 (金)  キャンセル

昨日で、萩原町朝宮の耐震リフォームの大工工事が、終わったので、今日は、午前中に工場のかたづけをして、萩原町林野のリビングのリフォームに掛かる予定でした。材料や、新たに導入される電気式の床暖房の手配もしていました。お昼間直に、そこのお客様から、電話をいただきました。「今、親戚のガス工事屋さんにきてもらっている・・ガスの床暖房に変更できないだろうか・・?「え〜っもう、電気式の床暖房の手配もしています。土曜日に大阪から、荷物が、届きます・・」と答えました。あわてて、お客様のもとに走りました。奥様から、了解をいただいていたので、発注していましたが、ご主人は、「いろいろ聞いてみると、やはり、ガスの温水式の床暖房の方が、いいと思う・・変更するための措置をとってほしい」と言われて、メーカーに連絡をいれました。そのメーカーは、大阪の業者です。ファックスで、見積もり、注文をして、全額前金を振り込むと、その日に荷物が、届くシステムを取っています。かみさんに、午後から、お金を振り込むように、頼んでありました。まだ、入金前だったので、キャンセルできました。どうせ、再来週くらいに、稲沢の現場へ、同じ形の電気式のマットを頼む予定だったので、相手方とのトラブルには、なりませんでした。ガス屋さんも、ご親戚ということもあり、仕方がないと思っていました。・・
「多少費用が、高くなっても、温まり方なら、温水式の床暖房にされた方が、いいと思います。その後のランニングコストは、お客様の、使われ方次第です・・。電気とプロパンガスなら、そんなに変わらないと思います」と私は、お客様に話しました。・・
しかし、問題がひとつ残りました・・。ガス屋さんいわく、「・ガスの温水マットが、在庫があるか分からず・・いつ工事になるか・・?」・・・「とにかく、メーカーとかけあってください・・こちらは、逆算して、現場に入るようにしないと、お客様に迷惑が、かかってしまいます」・・結局、火曜日にしか、温水マットが、納入されず、月曜日からしか、仕事にかかれないようになってしまいました。工事の予定変更です。新築の稲沢の現場に入ったら、完成までもう出たくないし・・明日は、宙ぶらりんの状態になってしまいました。やることは、一杯あるのに、できないのは、悔しい思いです。仕事は、一人では、できないから、仕方ありません・・。明日、工場で、造作物を作ったり、一宮市祐久の二世帯住宅の打ち合わせしようかな・・・?もうすぐ、12月・・あせってもしょうがない・・なるようになるさ・・。そんな気持ちです。・・博康
今年も、我が家の楠の木にクリスマスの電飾飾りをしました。ブルーの光が、きれいです。4女が、一番喜んでくれました・・。


11月25日 (土)  プレカット

今日は、工場で、一日中造作物を作っていました。図面を見ながら、使用する材料の木だしをして、規定の寸法に削ったり、割ったりして、仕上げまでをします。地道な作業ですが、その材木の特徴を探りながら、一番いいところを、見せられるように配置します。適材適所ということです。最近は、材木屋から、あてがわれたものを、取り付けるだけの仕事をしている人が、多いと聞きます。自前の工場で、加工することは、手間もかかるし、ゴミも出る・・めんどうな作業を嫌う傾向でしょうね・・。でも、それじゃ、本当の仕事では、ないように思います。私は、時代遅れなのでしょうか・?
午後から、一宮市祐久の二世帯住宅のリフォームの打ち合わせに出かれました。プレカットが、できるかどうか判断してもらうために、担当者を呼んでありました。この物件は、簡単な増築ではありません。屋根も一階も二階も半分くらいは、めくってしまいます。取り付けの部分は、当然手作業になります。既存のはりの上に柱を立てなければ、収まりません。「電気工事」「水道工事」も建て方の時に同時進行しなければ、収まりません。設計士さんの意向もあるので、一概に言えないけど、なんとかプレカットは、可能だということでした。・・プレカットが、可能なら少しは、コストダウンになると思います。でも、お客様は、大変な工事だとあまり感じてらっしゃらないかもしれません・・。頭の中で、いろんなことが、渦巻いています。見積もりも難しい仕事なんです。もし、建て方のとき、天候が悪ければ、一階は、水浸しになってしまいます。危険負担も見積もりの中に入れておかないととんでもないことになってしまいそうです。・・いろんなことを経験してきましたが、今回の物件は、
いままでで、一番難しい増築工事になるかもしれません。・・博康


11月26日 (日)  ビッグニュース

ボランティアに午前中参加して、お昼から、親戚の方が入院されているので、お見舞いに出かけました。思ったより、お元気で退院も近いんじゃないかと思いました。帰りに稲沢の現場によって、コーキング屋さんとうちあわせをして、帰ろうとしていました。すると、ドッジの教え子から、電話が入りました。昨日から、九州の福岡の大きな大会に出場していることは、知っていました。・・「イーストカップを獲りました。」といううれしい報告です。イーストカップは、九州というより、西日本で、一番大きな大会です。私の監督時代も3回行かせてもらいました。一度優勝していますが、大きな自信になる大会でした。現在監督やコーチをしているのは、わたしの教え子です。23歳の若者たちが、子供を指導しています。いろんなことが、あることは、よくわかります・・。親御さんたちの協力にも感謝します。なかなか、愛知でも勝たしてくれないのに・・・でも、よくやってくれました・・。自分の時と同じように誇らしく思います。
 自分の教え子が、勝ってくれる・・なかなか良いもんです。・・・博康
 下の写真は、かみさん作のタオルかけです。
 それと稲沢の現場のサイディング工事は、完了しました。クリックすると大きくなります。

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11月27日 (月)  設計士

今日から、萩原町林野のリビングのリフォーム工事にかかりました。床暖房との関係もあり、畳をめくって、床板は、剥がしました。床下は、かび臭いにおいがします。コンクリートは、打たれておらず、土のままでした。ところどころ、白いかびが、ある状態です。換気口は、あるのですが、風のとおりが良くないようです。こういう場合は、炭を敷くことが、一番いい方法だと思います。嫌な臭いも湿気も取ってくれます。空気を浄化するには、炭は、かかせません。早速、炭を床下に敷いて、ついでにシロアリ防除の薬を散布しました。これで、安心だと思います。しかし、床暖房を施工するにあたって、換気口の寸法が、210*420しかなく、ガス工事を台所の床下収納庫から、入るには、厳しいものがありました。ガス工事屋さんに連絡して、リモコンの線と逃げるための工事の打ち合わせをしました。ガス屋さんは、「意地悪な建築屋だと、後の工事のことを考えてくれず、勝手に自分の工事だけを進めてしまう・・あとで、大変な思いをして配管工事をすることがあるんです」と言ってみえました。こういう話は、よくあります。・・・設計士さんでも、現場のことを熟知せずに、気ままに図面をかいて、収まりで、困ったときは、知らん顔される・・後のメンテナンスは、全く考えてくれない・・。年数がたつと、壊れるところや、不具合が、出てくるところは、職人たちが、一番良く知っています。現場の意見を聞かない設計士は、ヘボだと思っています。机上の計算だけで、現場が、できるはずありません。そのガス屋さんも同じ意見でした。建築は、現場で、始まり、現場で終わります・・。現場を知らないやつらに大きな顔されたくありません・・。博康

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11月28日 (火)  家相

家を設計する上で、家相は、懲り出したらきりがありません。家相を観る人によっても言われることが違います。最近は、風水の方が、よく使われることがありますが、これも本当は、どこに真意があるのか・・よくわかりません。どちらも、4000年の歴史のある中国からやってきたということですが、誰が、言い出して事なのかよくわかってないのが、本当らしいということです。もともとは、統計学らしいですが、誰が、どんな目的で、調べたのかもよく、わかっていません。鬼門は、一般的に知られています。家の中心から、北東を男鬼門 南西を女鬼門といいます。不浄なことをその方角に行うと、良くないことが起きるといわれています。玄関や、トイレは、その方角には設置しません。生活排水もその方角には、流さないようにします。・・他にも、いろんなことを言われることが、ありますが、気にしだしたら、なにも出来なくなります・・。しかし、世の中にはいろんなことが、起きます。家族の中に不幸なことが、連続して起きてしまうことが、あります。それを、家相のせいにすることもよくあることです。確かに、後で検証してみると、一般的に良くないことがされていることが多いのです。家中を汚くしている家族に、いいパワーが、生まれるわけありません。
物が、溢れ足の踏み場もないおうちに、誰が、集まりたいと思いますか・・神様だって遠慮するでしょう・・。家中湿気だらけで、暗い家に良いことが起きるでしょうか・・?良いパワーは、良い環境の中に生まれてくると思います。家相も風水もそれが基本じゃないでしょうか・・博康


11月29日 (水)  悪徳

この建築業界には、悪徳な業者が、結構います。35年ほど前までは、池だった所に、新築の看板が出ていました。池というより沼地に近いところです。私も子供の頃、かえるやおたまじゃくしを取りました。いくらなんでも、売る地主も地主だし、不動産屋も不動産屋です。いくら、基礎を丈夫にしても、豆腐の上に家を造るようなもんです。地盤沈下は、当たり前のように起きると思います。40年ほど前に殺人事件が、起きた現場に家が、建っています。そこに住んでいる人は、当然知らないと思います。このことを知っているのは、地元の人だけです。・・土地を買うには、よく吟味した方が、いいですね!不動産屋のいうことを鵜呑みにしたら、とんでもないです。地元の親切な人に聞くことをお勧めします。・・少し前に、増築予定のお宅に伺い、屋根裏に上がりました。筋交いは、確かに入っています。金物もつけてありますが、固定されていません。単なる忘れじゃなく、見れるところは、すべてに全くビスなりボルトで、固定されていません。完全な、手抜きです。・・瓦工事の下にあるはずの土が、ほとんどないお宅もありました。・・まだ、建って2年くらいの建物ですが、かもいや、敷居にサッシをビスや釘で、固定するはずが、構造用合板だけで、もたしている建売住宅もあります。この家には、筋交いが全く入っていませんでした。安く売り出していましたが、すぐに売れていました。・・買った人は、知らないはずです・・。でも、すぐにガタが、くるのは、目にみえてます。・・他にも、生活排水が、外のマスまでは、あるのですが、そのマスから、U字溝まで、工事されておらず、マスの下が、抜いてあって、垂れ流しになって、コンクリートの下の土は、無くなっていた駐車場が、ありました。笑ってしまうような手抜き工事です。ひとつ間違えば、大事故になるところでした。まず、大幅に安い物件は、なにかあります。疑ってかかっていいかげんです。この業界には、お金だけに操られる妖怪がいるんです。・・本当に情けない話です。まじめにやってる人が、迷惑します。もっと、酷い話もありますが、酷すぎてここでは、話せません・・。博康


11月30日 (木)  11月月末

月末です。やっぱり、仕事もきりにしたいし、請求書も作らなくては、なりません。今日は、一ヶ月のうちで、一番忙しい日です。萩原町林野のリビングの改装工事は、ほぼ終了しました。クロス工事と、温水式の床暖房の工事の検査をして、掃除をして帰ってきました。やっぱり、この時期の床暖房は、最高です。大して、温度を上げなくても、空気がきれいで、暖かく感じます。
大きな部屋なので、2箇所に切り替えできるように設定してあります。お年寄りや、小さなお子さんのいるご家庭では、たいへん重宝される優れものです。今回は、ある工夫をしています。お客様の声を聞いたら、この場で、お話しようと思います。・・。萩原町朝宮の大規模耐震リフォームの現場も終了しました。ガラスに断熱のための、フィルムを張りました。北側の窓なので、結露対策になると思います。電気設備工事や、エヤコン、カーテンの取り付けも終わりました。お客様こだわりの建具工事も部屋の雰囲気にマッチしています。収納の建具は、ナラ材を使って、塗装に自然塗料のオスモを塗ってあります。額縁のホワイトアッシュに良く似た色に仕上がりました。雨戸を廊下側から、取り出すための引き戸に、屋久杉を使いました。屋久杉は、保護されているために、最近では、ほとんど、見かけなくなりました。建具屋さんの倉庫に眠っていたものが、生き返りました。屋久杉特有の、とてもいい年輪をしています。この頃は、こういうものの価値が、わかるお客様が、いなくなってしまったことが、残念です。・・しかし、わかっていただけるお客様が、根強くいらっしゃるのを、建具屋さんは、とても、喜んでいました。・・あすからは、やっと、稲沢の新築現場に入ります。遅れた分を、取り戻さなくては・・でも、本当は、建て方をしてから、土壁が乾き、屋根瓦が、落ち着くまで、何ヶ月もおいておかれるのは、昔の大工さんなら、当たり前のようにしていたことです。これから、空気が、乾燥します。内装をするには、適した季節だと思います。・・・博康


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